二面性
朝、外に出たら、すっかり秋も深くなって。
妙に澄んだ空気が学生時代に
イヤイヤ朝支度をしていた頃を思い出させます。
あの頃と何も変わらないのに、ちょっとだけ、
いい思い出だなって懐かしんでいる自分が気持ち悪い。
今辛いって思うことも、
時間と共にちっぽけなものになって、
いい思い出になっていくんだと思うと……複雑ですね。
ただ朝目が覚めて「今日も始まり出してしまった」って、何もせず、一人布団の上で考えていた。
Twitterを開いて、いつもと同じようにくだらないニュースをスクロールしながら、「早く今日が終わらないかな」って願いながら1日を消費する。
こんなはずじゃなかった。
本当の私はこうじゃないって、誰か証明してよ。私がいる証明を。私にしかできないことの証明を。一つだけでいいから。
みんな違ってみんないいって言うけれど、私はそんなに強くないし、そんなに賢くないし、そんなに自分に厳しくなれない。
夢や、やりたいことに熱中していれば世界は変わるらしいね。私だってそんなことわかっていて、それが何かわからないから——
何かを見つけたくて今日もこうして書いているのだろう。
もう当たり前に明日が来るのも疲れて、ボーッと過ごすことにも飽きてしまった。
でも、なぜか書くことも話すこともやめられなかった。生きることを諦められなかった。
たった1畳でよかった。居場所が欲しかった。
たった一人でよかった。誰かの一番でいたかった。
そうそう簡単には変われないよね、死ぬ勇気もない私だからさ。
きっと、ただ愛されたかった。愛したかった。