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イリュージョニスト (字幕版) についての紹介

これは、哀愁をみたくない人には届かないアニメーションだと思う。


今にはじまった話ではないが、昨今、ポジティブな作風、世相に疲れている。


それ自体は何も否定することはないのだが、そのポジティブさから妙にはみ出た気分になる。

 

この映画の哀愁はとても心地いい。


哀愁はなかなか語りづらい。


それをよく表現している。


「ライムライト」に近いものがあるが、それよりも更に刹那的だ。



老いたマジシャンが去っていく。田舎娘がレディになっていく。


そんな話かもしれないが、そんな話だと自分は解釈していない。



最後の汽車の中で、彼は何か、ネタを考えている。

 

それがマジックかどうかは分からない。



簡単にいうと余韻があり、そこは無理矢理にでも肯定的にみたいという希望を抱かせてくれる。

 

劇中の老いたマジシャンは抑揚もなく

、道中、田舎娘のおねだりに頭を抱えているが、外からみてるとコミカルだ。

 

老人を通り過ぎていく人物も多様だ。背中を強く叩く飲み屋の店主、日々酔っ払ってる陽気な男、つまらない広告仕事を振ってくれる仕事仲間など。




そんなひと時だって、いいじゃないか。
老人イリュージョニストの人生には華がある。そう思いたい。


 

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